駐車場のコンクリート掃除|高圧洗浄機なしで使える道具と洗い方

駐車場のコンクリート掃除。高圧洗浄機なしでできること。まずは水とブラシから

駐車場のコンクリートが汚れてくると、「高圧洗浄機がないときれいにできないのかな」と思うかもしれません。

私も現場で、黒く汚れたコンクリートを高圧洗浄機で洗ったことがあります。そのときは新品のようにきれいになりました。ただ、高圧洗浄機を持っていない方もいると思います。

普段の土やほこりなら、まずはほうきで掃いて、水とデッキブラシで洗う方法から試せます。ミサワホームの床舗装材のお手入れでも、この方法が案内されています。出典:ミサワホーム「お手入れガイド:製品メンテナンス」

この記事では、日常の汚れを落とす手順と、ホームセンターで探せる掃除用品を紹介します。商品はメーカーの用途・使用方法を確認して選んだもので、私が使い比べたレビューではありません。

目次

高圧洗浄機がないとき、何を用意する?

最初にそろえるなら、ほうき・ちりとり・ホース・柄付きのデッキブラシです。水とブラシでどこまで落ちるかを見てから、必要な道具を足していきましょう。

掃除したい範囲・状況道具の候補選ぶときのポイント
駐車スペースの土・ほこりを広く洗いたい柄付きデッキブラシ床の素材に対応し、立った姿勢で扱いやすいもの
気になる部分を水だけでこすりたいアズマ工業「AZ655 外壁・玄関ブラシスポンジH」コンクリート用として案内されるハンディタイプ。洗剤は使わない。凹凸の少ない平らな面向き
水洗いで落ちない汚れに洗剤を試したいアサヒペン「コンクリート床面用洗浄スプレー」スプレーしたあと、ブラシでこすって水で流す工程が必要

道具の詳しい使い方は、下の各項目で説明します。3つを全部そろえる必要はありません。

掃除の道具は必要なものから。広い面は柄付きデッキブラシ、部分洗いは水だけで使う道具、水洗いで残る汚れは対応する洗剤を確認。全部そろえる必要はない

広い面には、柄付きのデッキブラシ

駐車場を広く洗うなら、まず候補にしたいのが柄付きのデッキブラシです。カインズの解説でも、長い柄が特徴で、床面を立ったまま磨ける掃除道具として紹介されています。出典:カインズ「デッキブラシの使い方と選び方」

売り場では、毛の硬さだけで決めず、「コンクリートなど屋外の床に使えるか」をパッケージで確認してください。持ったときの柄の長さや、駐車場の端まで動かしやすい幅も選ぶ目安になります。

水だけで部分洗いするなら、アズマ工業「AZ655」

「外壁・玄関ブラシスポンジH」は、コンクリートの汚れやコケなどに対応する、手で持つタイプです。スポンジを水で濡らしてから使い、掃除後は床に残った汚れを水で流します。

注意したいのは、洗剤を使わず、水だけで使う製品という点です。メーカーは、外壁やコンクリートに染み込んだ汚れや、頑固にこびりついた汚れは落とせないとしています。メーカーのFAQでは、凹凸の少ない平らな面に向くと説明されています。使用上の注意には、凹凸に引っかかるとスポンジが破れたり、剥がれたりすることがあると書かれています。硬いごみを取り除き、まずは目立たない場所で試してください。仕様・使い方:アズマ工業公式

ロイヤルホームセンターの公式通販で取り扱いを確認しています。店頭で探すときの目印は、商品名とJANコード「4970190492212」です。

洗剤を使うなら、アサヒペン「コンクリート床面用洗浄スプレー」

コンクリートやアスファルト、モルタルなどの床に使える弱アルカリ性の洗浄剤です。メーカーの使用方法は、汚れにスプレーし、デッキブラシなどでこすってから水で洗い流すもの。吹きかけたまま放置して終わるタイプではありません。

1本(500g)の標準使用面積は22〜33㎡とされています。洗う範囲が広い場合は、先に全体へ水をまくよう案内されています。

目立たない場所で試し、ゴム手袋・保護眼鏡を着けて使います。植物にかからないようにし、風が強い日は屋外で使わないでください。外国製のタイルや塗装面は変色することがある、という注意もあります。仕様・使用方法・注意事項:アサヒペン公式

この洗剤を使う場合は、洗剤に使えるブラシを別に用意します。上で紹介したAZ655とは組み合わせません。AZ655は洗剤を使わない製品で、アルカリ系洗剤はスポンジを傷めると案内されています。

水だけの道具と洗剤は使い分ける。AZ655は水だけで使い洗剤を併用しない。洗剤には対応する別のブラシを使い、こすったあとに水で流す

コメリの公式通販に500g入りの掲載があります。こちらのJANコードは「4970925307576」です。

※商品の掲載は2026年11月3日に確認。各店舗の在庫は未確認です。来店前に取り扱いや取り寄せの可否を確認してください。

水とブラシで洗う基本の手順

ここでは、表面に剥がれなどがない、塗装・コーティングをしていないコンクリート床の日常掃除を扱います。施工直後の床、保証期間中の床、表面に加工をしている床は、洗剤や強い道具を使う前に、施工した会社へ掃除方法を確認してください。

水とブラシで洗う4ステップ。先に掃く、小さく試す、区切って洗う、流して乾かす

1.車や荷物を移動し、土と落ち葉を掃き取る

最初に掃除する範囲を空け、乾いたごみをほうきとちりとりで集めます。土や落ち葉まで水で押し流そうとせず、先に取り除いておきましょう。

刷毛引き仕上げの床は、表面の細かい溝に砂や泥が残ることがあります。仕上げによる掃除のしやすさの違いは、土間コンクリートの刷毛引きと金鏝の比較にまとめています。

2.小さい範囲で、水とブラシを試す

いきなり駐車場全体を濡らす前に、端の小さい範囲から始めます。水をかけ、床に対応するブラシでこすり、汚れを流してください。

手順を試す範囲を小さくしておくと、「水だけで落ちるか」「道具が扱いやすいか」を見てから続きを決められます。表面が削れたり、剥がれたりする場合は作業を止めます。

3.落ち具合を見ながら、区切って洗う

試した方法で問題がなければ、扱いやすい範囲に区切って進めます。最初から全体を一度に終わらせようとせず、車を止める場所の一部だけでも構いません。

水洗いで落ちない部分に洗剤を使う場合は、その製品が床と汚れに対応しているかを確認し、表示どおりに使います。落ちないからといって、使う量や放置時間を自己判断で増やさないようにしましょう。

4.汚れや洗剤を流し、乾いてから仕上がりを見る

こすり終えたら、浮いた汚れを洗い流します。洗剤を使った場合も、製品の指示に従って残らないように流してください。ミサワホームの床舗装材のお手入れでも、洗剤でこすり落としたあとは、よく洗い流すよう案内されています。

仕上がりの比較は、掃除したところが乾いてから。掃除前に同じ場所を撮っておくと、あとで見比べやすくなります。

黒ずみ・油汚れ・タイヤ痕が残ったら?

汚れが残っていても、同じ場所を強くこすり続ける前に、道具や洗剤の対応範囲を確認しましょう。

残っているもの次に確認すること
土・ほこり掃き掃除と水洗いで取り切れているか
コケのような付着物道具・洗剤の用途に対応する記載があるか
油の染み・タイヤ痕「コンクリート対応」に加え、その汚れにも対応するか
白い跡・以前からの色むら掃除で落とす汚れなのか、床の状態によるものなのか
落ちないときは強くこする前に確認。汚れの種類は洗剤の用途、白い跡・色むらは床の状態を確認し、粉・剥がれは掃除を止めて相談。落ちない跡を削って消そうとしない

この記事で紹介した用品が、油の染みやタイヤ痕まで落とせるとは確認できていません。目的の汚れがパッケージに書かれていなければ、購入前にメーカーへ確認するほうが選び間違いを減らせます。

なお、ミサワホームの床舗装材のお手入れでは、油分を含む汚れやサビに、中性洗剤や液体クレンザーを使ってデッキブラシでこすり、よく洗い流す方法が案内されています。床舗装材全般への案内なので、使う洗剤の表示で、コンクリートの床に使えるかも確かめてください。

色の違いが気になる場合は、土間コンクリートの色むらの記事で原因と確認する点をまとめています。

また、粉が出る、表面がめくれる、洗うたびに欠ける場合は、掃除より先に床の状態を確認してください。土間コンクリートの表面がボロボロになる原因と確認方法も参考にしてください。

高圧洗浄機を使う場合も、落ちる汚れには限りがある

私が現場で洗ったときは、黒く汚れていたコンクリートが新品のようにきれいになり、特に落ちないと感じた汚れはありませんでした。ただ、これは私が作業した現場での結果で、汚れの種類や床の状態によって変わります。ケルヒャーの案内では、カビの黒ずみや雨だれなど色素が沈着した汚れ、錆は、落ちない汚れとして分けられています。

また、表面が弱いものや古いものは水圧で傷む場合があるため、距離を置き、様子を見ながら洗うよう案内されています。出典:ケルヒャー「高圧洗浄機(製品について知りたい)よくある質問」

使う機種の説明書で、ノズル・距離・対象素材を確認してください。落ちない部分に近づけて水圧を集中させることは避け、削れや剥がれが出たら止めましょう。施工して間もない床や保証期間中の床は、使う前に施工した会社へ確認しておくと安心です。

高圧洗浄も床の状態を見ながら。説明書で使い方を確認し、距離を取って小さく試し、削れ・剥がれが出たら止める。すべての汚れが落ちるわけではない

まずは水とブラシで、小さい範囲から

高圧洗浄機を持っていなくても、日常の掃除はほうきと水、床に合うブラシから始められます。

広い面は柄付きブラシ、部分洗いは水だけで使う道具、落ちない汚れには対応が確認できた洗剤、と必要に応じて選んでください。

最初に確かめたいのは、強い道具が必要かどうかです。まず小さい範囲を洗って乾かし、落ち具合を見てから続きを決めましょう。

確認した情報

確認日:2026年11月3日

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この記事を書いた人

株式会社勝真建設工業に所属し、外構・足場工事の現場作業と会社ホームページの運用を担当しています。自身も新築一戸建てを建てた施主として、現場側と施主側の両方の経験をもとに、外構・業者選び・家づくりのお金について発信しています。

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