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外構工事が完成したあと、「土間コンクリートにひびが入ったら直してもらえる?」「カーポートの不具合は外構業者とメーカーのどちらへ連絡する?」と気になる方も多いと思います。
結論からいうと、外構工事の保証期間にすべての業者・工事項目へ共通する一律の年数はありません。施工会社の工事保証、メーカーの商品保証、契約内容によって対象と期間が変わります。
この記事では、外構・足場工事の現場に携わる作業員の目線から、保証の種類、工事項目ごとの確認点、保証対象外になりやすいケース、不具合が見つかったときの対応を解説します。
外構工事の保証期間は業者・商品・工事内容で変わる
外構は、現場で施工するコンクリートやブロックと、工場で製造されたフェンス・門扉・カーポートなどを組み合わせて完成します。そのため、同じ外構の中でも問い合わせ先や保証条件が分かれることがあります。
住まいるダイヤルは、リフォームの保証期間について法律上の一律の基準はなく、施工者と施主の間で取り決めると案内しています。外構工事でも、「一般的には何年」と決めつけず、契約書・約款・保証書で確認することが大切です。

外構工事で確認したい3種類の保証と責任
1.外構業者の施工保証
施工保証は、外構業者が行った基礎、土間コンクリート、ブロック、左官、排水、商品取付などの施工部分に対する保証です。対象になる現象、期間、補修方法は業者の保証規定によって異なります。
「工事保証あり」と書かれているだけでは不十分です。どの工事項目が対象か、著しいひび割れや沈下などの判断基準、出張費や調査費の扱い、保証の開始日を確認してください。
2.メーカーの商品保証
カーポート、フェンス、門扉、宅配ボックス、照明などは、製品本体にメーカー保証が付く場合があります。ただし、製品の不具合に見えても、取付方法や基礎が原因なら施工側の確認が必要です。
最初からメーカーへ直接連絡するより、工事をまとめた外構業者へ、保証書・商品名・症状・写真を送ると原因の切り分けを進めやすくなります。商品保証書と取扱説明書は捨てずに保管しましょう。
保証書・説明書・鍵を受け取るタイミングと現場の確認項目は、外構工事の完成・引き渡しチェックリストで確認できます。
3.契約不適合責任と瑕疵保険
保証書に書かれた無償サービスと、工事が契約内容に適合しない場合の法的な責任は同じものではありません。住まいるダイヤルでは、2020年4月以降に締結された請負契約について、契約内容に適合しないことを知った時から原則1年以内に施工者へ通知する必要があると説明しています。
契約内容や発見時期、業者の認識などで判断は異なります。不具合を見つけたら保証期間の満了直前まで待たず、早めに書面で連絡してください。法的な判断が必要な場合は、消費生活センターや専門家へ相談しましょう。
国土交通省が案内するリフォーム瑕疵保険は、検査と保証が組み合わされた保険です。ただし、加入は工事を請け負う事業者が行い、保険商品・施工箇所・工事内容によって対象や期間が異なります。外構工事が対象になるかは契約前に確認が必要です。
新築住宅の「10年保証」が外構すべてに付くとは限らない
新築住宅では「10年保証」という言葉を聞くことがあります。国土交通省によると、法律上10年間の責任が定められているのは、新築住宅の構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防止する部分です。
駐車場の土間コンクリート、一般的なフェンス、門柱、植栽などの外構すべてに、住宅本体と同じ10年間の保証が自動で付くという意味ではありません。ハウスメーカー経由の外構でも、住宅本体・外構施工・エクステリア商品の保証範囲を分けて確認しましょう。
ハウスメーカーと外構業者を分ける場合の注意点は、ハウスメーカーの外構が高い理由と別業者へ頼むポイントで解説しています。
工事項目ごとに確認したい保証ポイント
土間コンクリート・アプローチ
ひび割れ、沈下、水たまり、表面のはがれなどについて、どの程度から補修対象になるのか確認します。コンクリートは材料の性質上、細かな収縮ひび割れが生じることがあり、すべてのひびが無償補修になるとは限りません。
車を載せてよい時期を守らなかった場合や、施工後に他業者が掘削した場合は対象外になる可能性があります。駐車場の仕上げを検討中なら、土間コンクリートと砂利の比較も参考にしてください。
ブロック・擁壁・門柱
傾き、著しいひび割れ、沈下、仕上げ材の浮きなどが確認点です。構造物の種類や高さ、地盤、基礎によって判断が変わるため、対象となる症状を保証書で確認します。
フェンス・門扉・カーポート
製品本体の変形や作動不良だけでなく、柱の傾き、基礎、固定部分など施工側の確認も必要です。台風、積雪、車の接触、規定外の使い方は対象外になる場合があります。
カーポートを検討している方は、カーポート後付けの費用と設置前の注意点も確認してください。
照明・インターホン・宅配ボックス
電気製品は本体、電源、配線、施工のどこに原因があるかを確認します。保証期間だけでなく、消耗品、電池、電球、通信環境などの対象外条件も見ておきましょう。
植栽・芝生
植栽は生き物なので、枯れ保証の有無や期間だけでなく、水やり、剪定、病害虫対策など施主側の管理条件が定められていることがあります。引き渡し時に手入れ方法を聞き、記録を残してください。
保証対象外になりやすい主なケース
- 地震、台風、洪水、落雷、想定を超える積雪などの自然災害
- 車両の衝突、重量物の設置、目的外使用など外部からの損傷
- 経年変化、通常の色あせ、汚れ、材料特性による軽微な変化
- 水やり不足、清掃不足、排水口の詰まりなど管理不足
- 施主や別業者による加工、移設、増設、補修
- 保証の対象外と契約書・保証書に明記された部分
対象外かどうかは、原因と保証規定を確認して判断します。見た目だけで施工不良と決めつけたり、反対に業者の説明だけで諦めたりせず、写真と契約書類をそろえましょう。
契約前に保証書で確認する8項目
- 施工保証書を発行してもらえるか
- 工事項目ごとの保証期間と開始日
- 補修対象になる症状と判断基準
- メーカー保証との連絡窓口
- 調査費・出張費・材料費の負担
- 自然災害や経年変化などの免責事項
- 会社が廃業した場合の保険や対応
- 不具合の連絡方法と必要な書類
契約前の全体確認は、外構工事の契約前チェックリストにまとめています。口頭の「何かあれば対応します」だけで終わらせず、書面で確認してください。
保証内容も含めて外構業者を比較する
見積金額が同じでも、保証書の有無、対象範囲、完成後の連絡窓口が違えば安心感は変わります。保証年数の長さだけで選ばず、現地確認の丁寧さ、見積書の明細、完成検査、補修の流れまで比較しましょう。
見積条件をそろえる方法は、外構見積書の見方と外構の相見積もりは何社がよいかを参考にしてください。
保証とアフター対応も比較したい方へ
ゼヒトモでは、希望する工事内容や地域を入力して、対応できる外構業者を探せます。見積もりを依頼するときに、施工保証書の有無、工事項目ごとの保証期間、不具合時の窓口も質問して比較してください。
※地域や依頼内容によって、紹介状況は異なります。
保証期間中に不具合を見つけたときの手順
- 全体写真と近接写真を撮り、発見日と場所を記録する
- 契約書、見積書、図面、保証書、取扱説明書を確認する
- 工事を依頼した業者へメールなど記録に残る方法で連絡する
- 原因、保証対象かどうか、補修方法、費用、日程を確認する
- 解決しない場合は公的な相談窓口や専門家へ相談する
危険がある場合を除き、業者の確認前に自分で壊したり、別業者へ補修してもらったりすると原因確認が難しくなります。まず現状を記録し、対応方法を相談しましょう。
保証期間を過ぎていても、契約内容や不具合の原因によって検討できる対応が残る場合があります。国民生活センターも、まず契約書で事業者の責任や保証の記載を確認し、困った場合は消費生活センターへ相談するよう案内しています。
ほかのトラブルと相談先は、外構工事でよくあるトラブル7選と対処法をご覧ください。
まとめ|保証年数より対象範囲と連絡手順を確認する
外構工事の保証期間は、施工会社、工事項目、メーカー商品、契約内容によって変わります。「最長○年」という数字だけで判断せず、自分が依頼する土間コンクリート、ブロック、フェンス、カーポートなどが何年間・どの状態まで対象になるか確認しましょう。
契約前に施工保証書、メーカー保証、免責事項、連絡窓口を確認し、完成後は契約書類と写真を保管します。不具合を見つけたら、保証期間の満了を待たず、早めに記録が残る方法で業者へ連絡してください。
この記事を書いた人
たいよう|外構・足場工事の現場・Web担当
外構・足場工事の現場に携わる作業員としての経験と、自身が新築を建てた施主としての経験をもとに、工事前に確認しておきたいポイントを発信しています。保証や法的責任は契約内容と個別事情で異なるため、判断に迷う場合は公的窓口や専門家へご相談ください。

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