外構の相見積もりを取ったあと、「丁寧に提案してもらったのに断りにくい」「他社に決めたと正直に言ってよいのか」と迷う方は少なくありません。
結論から言うと、依頼しないと決めた時点で、メールやLINEで早めにはっきり伝えれば失礼にはなりません。理由を細かく説明したり、必要以上に謝ったりする必要もありません。
株式会社勝真建設工業で外構工事の現場に携わる立場から、そのまま使える例文と、断るときに業者側が助かる伝え方をまとめます。
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まずはこれだけ|そのまま使える基本の断り方
理由に迷ったら、次の文面で十分です。会社名、担当者名、自分の名前だけ変更して使えます。
件名:外構工事のお見積もりについて(氏名)
〇〇株式会社
〇〇様
お世話になっております。〇〇です。
先日は現地調査とお見積もりのご作成をいただき、ありがとうございました。
家族で検討した結果、今回は別の会社へお願いすることにいたしました。
丁寧にご提案いただいたところ恐縮ですが、今回は辞退させていただきます。
お時間を割いてご対応いただき、ありがとうございました。
断る連絡に必要なのは、①見積もりへのお礼、②今回は依頼しないという結論、③短い理由の3つです。長い言い訳はなくても問題ありません。

外構の見積もりを断る4つのポイント
1. 依頼先を決めたら早めに連絡する
業者は、見積もり提出後も工期や職人の予定を考えながら返事を待っています。依頼しないと決めたら、約束した返答期限を待たずに連絡しても構いません。連絡がないまま放置するより、短い文章でも結論が分かるほうが助かります。
2. 「検討します」で終わらせず、結論を明確にする
「もう少し考えます」「また連絡します」だけでは、検討が続いているのか、断られたのか分かりません。「今回は辞退します」「別の会社へ依頼します」と、やわらかくても結論は明確に伝えます。
3. 理由は一言でよい
「予算」「提案内容」「家族での検討」「工事の延期」など、一言で十分です。担当者や会社への不満を細かく並べる必要はありません。理由を伝えたくない場合は、「条件面を総合的に検討した結果」とすれば、角が立ちにくくなります。
4. 値下げ交渉をしないなら、その意思も添える
「他社より安くします」と再提案されることがあります。すでに依頼先を決めていて交渉するつもりがないなら、「金額の再調整は不要です」と伝えると、やり取りを終えやすくなります。

理由別|外構の相見積もりを断るメール例文
他社に決めた場合
お世話になっております。〇〇です。
先日は外構工事のお見積もりをご作成いただき、ありがとうございました。
家族で比較検討した結果、今回は別の会社へお願いすることにいたしました。
丁寧にご対応いただいたところ恐縮ですが、今回は辞退させていただきます。
お時間をいただき、ありがとうございました。
依頼先の会社名や、他社の金額まで伝える必要はありません。
予算が合わなかった場合
先日はお見積もりとご提案をいただき、ありがとうございました。
内容を検討しましたが、現時点の予算ではお願いすることが難しいため、今回は見送らせていただきます。
ご対応いただいたにもかかわらず申し訳ありません。ありがとうございました。
値下げを希望しない場合は、最後に「なお、今回は金額の再調整をお願いするものではございません」と加えます。
提案やプランの方向性が合わなかった場合
このたびは外構プランとお見積もりをご提案いただき、ありがとうございました。
家族で検討した結果、希望するイメージにより近い提案をいただいた別の会社へお願いすることにしました。
何度もご相談に乗っていただいたところ恐縮ですが、今回は辞退させていただきます。
「デザインが悪い」「担当者と合わない」など、相手を直接否定する言い方は避け、「希望により近い提案があった」と自分側の判断として伝えます。
工事自体を延期・中止する場合
先日は現地調査とお見積もりのご対応をいただき、ありがとうございました。
家族で資金計画を見直した結果、外構工事の時期を延期することにいたしました。
そのため、今回のお見積もりについては一度見送らせていただきます。
再検討する際には、あらためてご相談させてください。
再依頼する可能性がないなら、最後の一文は「ご対応いただき、ありがとうございました」に変更してください。
ハウスメーカーの外構に決めた場合
先日は外構工事のお見積もりをいただき、ありがとうございました。
工程や住宅工事との調整を含めて検討した結果、今回はハウスメーカーへまとめて依頼することにしました。
丁寧にご提案いただきましたが、今回は辞退させていただきます。
お時間を割いていただき、ありがとうございました。
LINE・電話で断るときの短い例文
LINEで送る場合
先日はお見積もりをありがとうございました。家族で検討した結果、今回は別の会社へお願いすることにしました。丁寧にご対応いただいたところ申し訳ありませんが、今回は辞退させてください。ありがとうございました。
これまでLINEでやり取りしていたなら、LINEで断っても問題ありません。既読の確認ができ、文章も残るため、連絡内容の行き違いを防ぎやすい方法です。
電話で伝える場合
「先日見積もりをいただいた〇〇です。検討した結果、今回は別の会社へお願いすることにしました。丁寧にご対応いただいたのに申し訳ありません。お見積もりをありがとうございました」
電話では、最初に氏名と見積もりを受け取った工事名を伝えます。担当者が不在なら、折り返しを待たず「辞退する旨を担当者へ伝えてください」と伝言をお願いしてもよいでしょう。
理由を聞かれた・値下げを提案されたときの返し方
断りの連絡をしたあと、詳しい理由や他社の金額を聞かれる場合があります。答えられる範囲だけで構いません。
- 理由を詳しく言いたくない:「家族で条件を総合的に検討して決めました」
- 他社の金額を聞かれた:「他社の見積内容については回答を控えます」
- 値下げを提案された:「お気遣いありがとうございます。すでに依頼先を決めたため、再調整は不要です」
- 訪問すると言われた:「訪問は不要です。今回は契約しません」とはっきり伝える
断ったあとも強い勧誘が続き、不安を感じる場合は、やり取りを保存して一人で抱え込まないでください。契約や勧誘のトラブルは、消費者ホットライン「188」で身近な相談窓口の案内を受けられます。

断る前に確認したい注意点
見積もり・図面の費用が有料か
現地調査、図面、パース、詳細設計などは、無料の範囲が業者によって違います。見積もり依頼時に有料と説明され、同意している場合は、辞退しても費用が必要になることがあります。申込書や事前の説明を確認してください。
住まいるダイヤルも、相見積もりを依頼するときは、相見積もりであることと、見積もり・提案の無料範囲を事前に確認するよう案内しています。
すでに契約・申込みをしていないか
この記事の例文は、契約前の見積もりを断る場合を想定しています。契約書や申込書に署名したあと、着工金を支払ったあとなどは、単なる見積もり辞退とは扱いが異なる場合があります。契約書を確認し、不明点があれば消費生活センターなどへ相談してください。
他社の図面や見積書を無断で渡さない
断る会社が作成した図面や提案を、そのまま別の会社へ渡して再現を求めるのは避けます。比較するときは、工事範囲、数量、商品、下地、処分費、保証などの条件を自分で整理してください。
見積書の比較項目は、外構見積書の見方|「一式」・諸経費・数量を業者目線で解説で詳しく確認できます。
まだ依頼先を決められない場合の進め方
どの業者も決め手に欠けるなら、断る前に「何が比較できていないか」を整理します。金額だけで迷っている場合も、工事範囲や下地、保証が違えば単純比較はできません。
- 同じ工事範囲・希望条件で見積もりを取れているか
- 現地調査後の正式見積もりか
- 追加費用が発生する条件を確認したか
- 担当者が質問へ具体的に答えているか
- 工期、支払い時期、保証を比較したか
相見積もりの社数と手順は、外構の相見積もりは何社が正解?2〜3社で比較する手順と注意点を参考にしてください。
候補をもう1社だけ追加したい方へ
今の候補だけでは比較しにくい場合は、条件をそろえたうえで、対応できる外構業者をもう1社探す方法もあります。社数を増やしすぎず、合計2〜3社で比較すると整理しやすくなります。
ゼヒトモでは、依頼内容に対応できる外構・エクステリア工事のプロを探せます。紹介されたことだけで決めず、見積書、会社情報、施工事例、保証を確認してから判断してください。
広告について:上のリンクから依頼を行うと、当ブログに広告報酬が発生する場合があります。依頼者のサービス利用料は無料と案内されていますが、工事を契約した場合の工事代金は別途必要です。
サービスの向き・不向きは、外構一括見積もりは使うべき?メリット・デメリットと失敗しない使い方でも解説しています。
よくある質問
メールだけで断っても失礼ではありませんか?
これまでメールやLINEでやり取りしていたなら、同じ方法で問題ありません。文章が残るため、依頼しない意思を明確に伝えやすい方法です。何度も対面で打ち合わせをした場合は、電話でお礼を伝えたあとメールも残すと丁寧です。
断る理由は「他社のほうが安かった」でよいですか?
事実なら伝えても構いませんが、他社の具体的な金額や見積書を見せる必要はありません。値下げ交渉をしたくない場合は、「条件を総合的に検討し、別の会社へ決めました」と伝えるほうがやり取りを終えやすくなります。
見積もりをもらってから何日以内に断るべきですか?
決まった日数はありませんが、依頼時に返答期限を伝えているなら、その日までに連絡します。依頼先を早く決めた場合は、その時点で連絡して構いません。
断った業者から再営業されたらどうすればよいですか?
再提案が不要なら、「依頼先は決定済みです。今後の連絡は不要です」と伝えます。強い勧誘が続く場合は、メールや着信履歴を保存し、消費者ホットライン188などへ相談してください。
まとめ
- 依頼しないと決めたら、早めに連絡する
- お礼・結論・短い理由の3点を伝える
- メールやLINEでも問題ない
- 値下げ交渉をしないなら、再調整は不要と伝える
- 契約後は見積もり辞退と異なるため、契約書を確認する
外構業者にとっても、連絡がないまま待ち続けるより、依頼しないと明確に分かるほうが予定を組みやすくなります。丁寧さは必要ですが、必要以上に申し訳なく思う必要はありません。上の例文を使い、決めた時点で早めに連絡してください。

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